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Gilles Peterson “In the House” Interview

レア・グルーヴ〜アシッド・ジャズ期から現在に至るまで、世界中の DJに、そしてダンス・ミュージック・シーン全体に多大な影響を与え続けているDJジャイルス・ピーターソンが遂に最強のハウスレーベルDefectedの名物シリーズ「 In The House」に参戦!GPITH.jpg
全世界のミュージックファンが認めるその「確かな耳」と「先見の明」で今最もクオリティの高い音楽を世界中に発信し続けるDJ、ジャイルス・ピーターソンが、世界を代表するハウスレーベルDefectedの名物MIXシリーズ「In The House」に参戦!Gillesの審美眼によって選ばれたフューチャークラシックからクラシックハウス、そして彼のセンスを育んできた珠玉のソウルやダンスクラシックスをジャイルス・マナーで豪華 3CDにてコンパイル&DJミックス!


Disc 1ではヴォーカルハウス〜パーカッションDub〜テックハウスと最新のハウスの流れをストーリーを追ってミックス。Disc 2ではクラシック中心にまさに神憑り的なコンパイル&ミックスを披露。A.T.C.Q.ネタ、 Weldon Irvineから始まりクラシック・ジャズ・ファンク〜ガラージ〜ソウルフル・ディスコとジャイルスならではのダンサブルそしてソウルフルな楽曲を紹介。もう言うことなしの心地よさ&かっこよさ!更に Disc 3ではジャイルス自身の元に集まった今話題のアーティスト達による最新未発表エクスクルーシヴ音源をUnmixedで一挙に紹介!


今までのシリーズとは一線を画す、新旧そしてジャンルレスな究極の「ミュージック・ジャーニー」。今回はGillesのインタビューと合わせて収録楽曲を紹介します。



Gilles Peterson “In the House” スペシャルInterview
GillesPeterson.jpg○あなたはこれまでたくさんのコンピレーションを出していますが、今回<Defected>の『In The House』を手がけてみた感想は?


Defectedのサイモンからオファーをもらった時、正直言うと少し怖かったんだ。かなり評判の高いシリーズだし、知名度の高い、主にアメリカのハウスDJがずっと手がけてきている。でも、その分僕が誘いを受けたのは面白い事だと思ったね。今までブラジリアンやジャズ、ラテン、ファンクやソウルのコンピレーションはたくさん出してきたけど、たまには自分が慣れているものから少し離れて、違ったことをやってみるのも悪くないと思った。僕はいつだってハウスを多くプレイしてきたし、ハウスから派生した音楽、テクノやエレクトロもたくさんかけてきたから全然難しいことではなかったよ。3枚組CDというかたちで、僕のこれまでの音楽史を紹介できるいい機会だと思ったしね。僕はこれまで50作以上のミックスCDやコンピレーションを出してきたはずだけど、その中でもこれは『The INCredible Sound Of』以来最高の出来だと思う。<Columbia/ Sony>のために、今から10~11年前に作ったアルバムだ。だから、僕もこれが出るのを楽しみにしているんだ!


○そういう意味では、普段ハウスを聴いている人にも新鮮な内容になったのではないでしょうか。


そうそう、それはまさに僕がこれを作りながら考えていたことだった。もしかしたら、この曲は(ハウス・ファンには)ちょっと突飛すぎるかな?とか、心配もした。例えば、ジョーイ・ネグロみたいなCDではないからね!「通好み」になりすぎていないかどうか…… 僕は決してエリート主義ではないから、耳の肥えた少数の人たちだけのために音楽を作ったりプレイするようなことはしたくない。僕はたくさんの人に聴いて欲しい。だからこのCDを作ったとき、まずロンドンの<Defected>のオフィスの人たちが気に入るかどうかが、最初のテストだった。あそこのスタッフは、どっぷりハウスな人たちばかりだからね。いつもハウスの新譜を聴いて、<サウスポート・ウィークエンダー>に行って、ルイ・ヴィガやボブ・サンクラーで一晩中踊るのが好きなような人たちだ(笑)。まず彼らに気に入ってもらいたいと思っていた。そしたら、「まさにこういうのを期待してた!」ってすごくいい反応をしてくれたからホッとしたよ。僕には他のハウスDJみたいなアルバムは作れない。これ(ミックスCD)が、僕の音楽のかけ方、ハウス・ミュージックのかけ方なんだ。


○3枚組でかなりのボリュームになっていますが、それぞれどんな内容になっているんでしょうか?


DISC1は、僕なりのハウス・ミックスだ。さっき言ったように、普段からハウスはよくプレイしているからとても作り易かったよ。メロディックでヴォーカルがしっかり入っている曲もあれば、ディープで少しトランシーな曲も入っているし、トレンディな曲も入ってる。僕は最近のヨーロッパの、よりミニマルなハウスもすごく好きでね。ここに入っているローランド・アッペルとか、マリオ・バサノヴとか…… この人はリトアニアのアーティストなんだよ。かなりベルリンっぽいサウンドと言ったらいいのかな。そういうものも僕は大好きなんだ。今とてもファッショナブルなサウンドだ。ラリー・ハードとミスター・ホワイトや、エンダンビなどのストレートなNYハウスもあって、トーン7の「Dub Dub」やアレックス・アティアスの曲みたいなヘヴィなパーカッションもののトラックも中盤に入れた。そして、後半はもっとミニマルなサウンドにしていった。<Defected>の人たちも気に入ってくれて、僕自身もまた聴き直したいと思えるものになったね。普段は自分で作ったレコードはせいぜい1~2度くらいしか聴かないんだけど、これは自分でも楽しんで聴ける。


○DISC2は?


古い音楽…… 言うなれば僕のルーツが詰まっている。僕のDJとしてのキャリアの出発点だ。僕の最初の衝動はファンクとディスコだった。その多くがここに入っているよ。アース、ウィンド&ファイアー、スリック、ケニー・バーク、ルーファスとチャカ・カーンとかね…… こうしたディスコのような音楽は、ハウス音楽にとても近い。だから、こういったものを、他のDJがこれまで作らなかったことの方が不思議なくらいだよね。こっちはテンポも幅広くて、ゆっくりと114か115BPMで始まって、中盤で少しトライバルな感じになって…… すごくいいものが出来たと誇りを持っているんだ。あまりに(作るのが)難しい場合は、何かが自分にとって不自然だからなんだと思う。何か、自分らしくないところがあるからなんだ。僕の場合はそうだ。その点、このミックスはすぐに作ることが出来た。それだけ自然で正直なものが出来たと思うから、自分でも満足できているんだ。


○DISC3はミックスではなくコンピレーションになっているようですね。


これには、僕のA&Rとしての歴史が反映されている。僕は常に、A&Rあるいはプロデューサー的な仕事もやってきた。<Acid Jazz>、<Talkin' Loud>などのレーベルだけでなく、それ以前からそういう仕事に関わってきたから、僕にとってはカリズマやDJスニークや、その他のプロデューサーたちに一曲制作してくれないかと頼むことは、ごく自然なことだった。そして、みんなとても素晴らしい楽曲を提供してくれたんだ。僕が期待していた以上のものばかりだった。それほど時間がなかったにも関わらずね。だって、僕が依頼したのが9月か10月だから、せいぜい2ヶ月ほどしか制作期間がなかった。実は、期限までに仕上げられなくて、結局入れられなかった人もたくさんいたんだけど、それは続編で……(笑)。


○全て未発表のエクスクルーシヴ曲なんですか?


ああ、一曲を除いて全てそうだよ。アレクサンダー・ホープの「Wonderland」という曲だけは、ずいぶん前の曲なんだ。だけどとてもレアで、欲しいのにどうしてもも見つからないと言っている人が多い。CD1にもCD2にも上手く組み込めなかったから、CD3に入れることにした(笑)。


○全てハウスのトラックなんですね?


そうだ。全部、間違いなくハウスだよ。…と言いつつ、「ハウスって何?」という話になるけど、少なくともみんな120BPM以上で、キックがハードでソウルフルな曲だ。もっとハードでジャックっぽい曲もある。僕がそういう曲をプレイするのを好まないお客さんもいるけどね。僕のDJを聴きに来てくれる人は、それぞれ期待してくるものが違うんだ。これだけ長くやっているとね… 僕はもう25年DJをやっている。そうすると、色んな世代のファンがいる。ほとんどの人は3~4年クラビングしたら、結婚したりして、別のことに関心が移る。僕がロンドンの<Wag>や<DIngwalls>といったクラブでDJをやっていた頃を知る人もいれば、<Talkin' Loud>のアシッド・ジャズっぽいものやファンキーなものが好きな人もいる。ラテンやブラジリアンを聴きたがるお客さんもいれば、ヒップホップやブロークンビーツを期待する人もいる。だからパーティーに呼ばれると、どれをやればいいのか分からないことも多いんだよ(笑)。多分どれをやってもそこにいる全員を完全にハッピーにさせることは出来ないと思う。


○それだけ音楽性の幅が広いということですよね。


でも、僕のやること全てについて来てくれる人も少しはいるんだよ。少なくとも僕の中では全て繋がっているわけだから。あまり聴いたことがない音楽については頭だけで「これは嫌い」と決めつけてしまっている人が多いんじゃないかな。ヒップホップは好きだけど、ハウスは嫌いとか。ドラムンベースは好きだけど、ダブステップは嫌いとか。でも本当にクールな人たちは全部好きだよね!僕の中ではウェルドン・アーヴィンもニュー・トライブも……サンディ・リヴェラも、みんな繋がっているんだ。そこまで違わないよ。同じ音楽、同じソウルフルな音楽だから。


インタビュー:浅沼 優子
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トラック・リストは以下の通り。


Disc 1
1. Wahoo feat. Paul Randolph / Don´t Take it Personal
2. Larry Heard presents Mr. White / You Rock Me (Long Version)
3. N’Dambi / Can’t Change Me (Ron Trent Remix)
4. Bernard Wright / Spinnin
5. Blaze / Wishing You Were Here (Joey Negro Remix)
6. Simbad feat. Abdul Shyllon / Supersonic Revelation (Marathon Men Remix)
7. Alex Attias presents Mustang / Let The Rhythm Get In (Unreleased Dub Version)
8. Tone 7 / Dub Dub
9. Vincent Montana, Jr. / The African Track (Louis Benedetti Mix)
10. Phlash & Friends / Revolution = Solution
11. Deetron feat. Ovasoul7 / I Cling
12. Mike Dunn presents The Md X-Spress / This Here Is House Muzik
13. Sandy Rivera & Jose Burgos / This Will Change It
14. Dennis Ferrer / Black Man In Space (Sax Mix)
15. Stimming / Funkworm
16. Roland Appel / Dark Soldier
17. Nick Holder feat. Sacha / Time (Six Series Dub)
18. Mario Basanov & Vidis / Test
19. The Young Lovers / You Make Me Dizzy
20. Shuya Okino feat. Navasha Daya / Thank You (replayed by Sleep Walker)


Disc 2
1. Weldon Irvine / We Getting’ Down
2. Johnny Hammond / Tell Me What To Do
3. Sonny Stitt / Slick Eddie
4. Idris Muhammad / Could Heaven Ever Be Like This
5. Angela Bofill / People Make The World Go Round
6. A Taste Of Honey / Boogie Oogie Oogie
7. Geraldine Hunt / Can’t Fake The Feeling
8. Clyde Alexander & Sanction / Got To Get Your Love
9. Earth, Wind & Fire / Let Your Feelings Show
10. Slick / Space Bass
11. Mass Production / Cosmic Lust
12. Willie Hutch / Brother’s Gonna Work It Out
13. Main Ingredient / Happiness Is Just Around The Bend
14. Keni Burke / Keep On Singing
15. Rufus Feat. Chaka Khan / Circles
16. Love Unlimited / Move Me No Mountain
17. One Way / Didn’t You Know It
18. Heatwave / Goin’ Crazy
19. Cerrone / Music Of Life
20. Jon Lucien / Mi Vida


Disc 3
1. Karizma / 33rd Street Anthem
2. Gilles Peterson & Switch / Because I Can
3. Alexander Hope / Wonderland
4. Peter Kruder / Nu Coste Jazz
5. Trus’me / Vibrations
6. DJ Sneak / A Test (Check The Test)
7. Jose James / Spirits Above (Simbad Remix)
8. Sandy Rivera Ft: Rae / Can’t Stop
9. Zed Bias / Time Worldwide Special
10. Season & Sygaire / Open To Love
11. New Tribe / New Day (Carl Craig Dance Mix)
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「In The House」Disc1に収録された楽曲はこちらで個別に購入可能!


1-2. Larry Heard presents Mr. White / You Rock Me (Long Version)






1-3. N’Dambi / Can’t Change Me (Ron Trent Remix)





1-15. Stimming / Funkworm





1-16. Roland Appel / Dark Soldier





1-17. Nick Holder feat. Sacha / Time (Six Series Dub)






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