DJ Luu "Electro Republic" Interview
東京を拠点に活躍するDJ LUU待望のファースト・アルバムが遂にリリース!世界的ムーヴメントとなっているエレクトロを過不足なく導入し、期待を遥かに超える「ヤバイ」という言葉だけでは物足りない最高にクールで、最高にキモチイイ内容!!次のハウスがココにある!
情熱的なプレイスタイル、そして卓越したエフェクト&イコライジングワークで業界関係者から過去共演した国内外の大物アーティストまで賞賛を受け、自身創立のパーティー「O-range」「CSH4」は日本のクラブのサンデーアフタヌーンシーンの拡大に大きく貢献してきたDJ/プロデューサーDJ Luu。この度レーベル「2E2L Recordings」を設立し、キャリア初のファーストアルバム「Electro Republic」をリリースし、そのオリジナリティ溢れる内容に各方面から賞賛の声が上がっているDJ Luuにインタビューを敢行した。
■リリースおめでとうございます。初めに簡単に自己紹介をお願いします。あと差し支えなければ「DJ LUU」というお名前の由来を教えてください。
ありがとうございます。DJ LUU(ルー)と申します。DJは、かれこれ14年くらいになります。あっという間でした。レギュラーパーティーは「O-range@LOOP」「CSH4@WOMB」「LIVEN@module」「ElectekFhunk@module」などがあります。カツ丼とタラコスパゲティが好きです。ウマいものを食べ、ウマい酒を飲むことが何より好きです。たまに神宮球場で野球みたりします。外ヅラはふざけてますが内面はネクラです。最近WOMBさんの階段がツラくなってきたので体力作りに励もうかと思っています(笑)あ、由来は....覚え易い名前にしたかったというのが一番の理由でして、細かいところは長くなるので...またいつか。
■活動14年目にして、初のオリジナル・アルバムとなったわけですが、このアルバムを制作する理由は何だったのでしょうか?
たくさんの人、世界中の人に自分の存在を知ってもらうきっかけが欲しかったからですね。5年くらい前にもやりたい気持ちが高まっていたのですが、もうちょっといろんな音楽を聴いてからの方がいいと思って我慢してました(笑)
■アルバム・タイトルである「Electro Republic」の意味はなんでしょうか?
“Electro”は直訳すると“電気”ですよね。ただダンスミュージックではいろんな捉え方ができますよね。狭義では音楽のジャンルや手法という意味ですが、そもそもダンスミュージックはテクノロジーの進化と共にあって、広義ではダンスミュージックそのものを指しても差し支えは無いかもしれません。それにエレクトロはここ最近、メイン・ストリームなジャンルとして確立されてきてますし、最近の僕のDJスタイルにも近いんですよ。
で、“Republic”は「共和国」。様々な意味に置ける<エレクトロ>という範囲内での、集合体をイメージしています。
■アルバム『Electro Republic』が出来上がるまでのプロセスについて教えてください。そして、このタイトルで表現したかった世界観はなんですか?
イメージは僕の中にある「音像」です。アタマの中にある仮想世界を、よりビジュアルとして明確にして、その世界を表現したつもりです。アルバムのブックレットにその音像を言葉にした「詩」があるので読んで頂ければ解って頂けるかもしれません。
■音づくりを創めたきっかけを教えてください。
ダンスミュージックに関わらず、音楽を聴いていて、「ここのブレイクがもうちょっと長かったらなぁ」とか「ここのスネアがもっと立ってればなぁ」とか「ここはストリングスで構成してたらもっといいのになぁ」とか常に考えていたので、制作はDJを始める以前からずっとアタマにありました。
■レコーディングにおいて、音には大変こだわって作業されたと伺いました。詳しく教えていただけますか?
意識したのは音楽を「どういった場面やどういった目的で聴くのか」ということなんです。まず、僕の名前が「DJ LUU」と「DJ」を表記しているのにはこだわりがあってプロデューサーであっても常に「DJ」でありたいと思ってます。そして「DJ」で最も大切なことは「空間を創ること」「空気を読むこと」だと思っています。そういう意味では、曲を創る上でも、リスナーがこれらの曲を「どういった場面で、どのような気持ちで聴くもの」なのか意識するのはとても重要なことです。今回のCDアルバムに収録されている曲はダンスミュージックです。ダンスミュージックは、やはり踊ること、もしくは踊っている気持ちで聴くものでそれに相応しい、音響設備や環境でこそ、その力を発揮します。回りくどくなりましたがこのCDは、そういった音響設備で聴くために、音のバランスを調整しました。端的に言えば、このCDはDJさんたちがそのままフロアで使用することが出来ます。音に詳しい方は周知の事実ですが、iPodをはじめとしたモバイルツールで聴くことのみを想定した楽曲の無謀な音圧の稼ぎ方をしたCDをクラブで使うことは出来ません。音響設備が整っていればいるほど聴くに堪えません。つい最近まではプライベートリスニングは「CD」、フロアユースは「バイナル」というように記録媒体が分かれていたのでまだよかったのですが、近年はCDでDJするのが主流であり、そういう意味では「CD」はiPodでもフロアでも使用する媒体になりました。繰り返しになりますが今回のアルバムは全てダンスミュージックです。キックやスネアの抜き差し、つまり、ひとつひとつの「音」を「楽」しむダンスミュージックであり、それはダンスミュージックが数多ある「音楽」の中での「存在意義」でもあると思うんです。この「存在意義」を失わないようにiPod でも楽しめることは前提としても、フロアでこそ最大に威力を発揮するバランス(音質)で構築しました。
■曲づくりで大切にしていることを教えて頂けますか?
大まかに言うと「伝えること」でしょうか。これは音楽のみならず絵画でも彫刻でも、芸術といわれる分野の「創作物」すべてに必要なことではないかと思います。そもそも、これらは「伝えたいことがあって、何を媒体にするのか」という違いにすぎないと考えています。つまり、目的は「伝達」で、手段が「何」かということです。人間が進化していく過程で、コミュニケーションの手段として行き着いた道具が「言葉」だとするなら、音楽や絵画は、それ以前発見した「手段」であり、また、それ以後に、あえて抽象化し昇華させた手段なのだと思います。例えるならば、「動物の鳴き声」や、「モノをたたいて」仲間の気をひくなどの行為は「音」を使ったコミュニケーションです。その後に「絵画」とも解釈できる象形文字などの「描画」を経て言葉が生まれたわけです。ただ、言葉が発明された後も、「描画」は「絵画」として、「音」は「音楽」として、娯楽もしくは商業になったわけです。今回のアルバムは、すべてインストでありながら「(詞ではなく)詩」をつけたのは、「言葉」と「音」が「そもそも意思の伝達手段である」ことを振り返らせる試みでもあります。「詞」の無いインストゥルメンタルは、限りなく抽象でメッセージを強要しません。その一方で、伝達の最終進化形である「言葉」を、「詩」という抽象表現でセパレートして置くことで、音と言葉のギャップを楽しめるようになったと思います。
■DJとしても長く活動されていますが、DJを始めたきっかけは何ですか?
直接的なきっかけは、周りの友人が、はじめたので。それまで演奏できる楽器が無かったのも大きいかもしれません。もし、それなりにピアノやヴァイオリンなんかで人前に出ていたらDJに興味を持たなかったかもしれませんね。DJは「楽器が上手に演奏出来なくても、人前で音楽表現ができる」演奏家であるということが、驚きでもあり、とても嬉しかったですから。
■DJ LUUさんが影響を受けたDJ、プロデューサーはいらっしゃいますか?
DJはFRANCOIS K.ですね。とにかく新しい。DJもプロデュースも機材環境も。なかなかできる事では無いと思います。ダンスミュージックは特に、テクノロジーの進歩とともに存在していると考えているので、これはとても尊敬出来るポイントだと思います。

■DJをする時、いつもどんなことを心がけていますか?
誤解を恐れずに一言でいうと「思いやり」ですね。エンターテイメントとしてもサービスとしても。お客さんに対してはもちろんですが、誰に対しても何に対しても。DJとしてはもちろんですが、何をするにも、全てを解決出来る最高の位置にある価値観だと思ってます。
■自身のルーツと言える音楽を教えてください。
まず、幼少期、物心つくか付かないころ、耳に入ってきたのはクラシック音楽でした。母がバイオリン弾きで父がオペラLPのコレクターだったので。母のバイオリンで踊ってたりしてました。知識としてクラシックについてはほぼ無知ですが、かなりの曲は聴いたことがあると思います。10代のころは興味なかったですが、不思議と年を経るごとに興味が出てきましたね。年末には「第九」を聴きにいったり、たまにですがオペラを見に行ったりします。あと20年位したらクラシックばっかり聴いてるかも(笑)。その後、小学生のころは、5歳年上の兄の影響で、洋楽を聴きはじめました。所謂ビルボートのチャート上位の曲を聴くくらいですが。兄と共通の話題を持ちたくて、兄から貰うカセットテープをウオークマンで必死で聴きあさってました。その一方でYMO、渡辺美里さん、浜田省吾さんの曲とかも聴いてました。あとおにゃん子クラブとかも(笑)。高校生のころはHIPHOPを聴いて、10代最後くらいに周囲の友人の勧めでソウルミュージック~4ツ打ちに出会いました。
■近年の日本のクラブシーンないし音楽シーンについて感じられることがあれば教えてください。
デジタル化の便利さと寂しさでしょうか。みなさん同じようにおっしゃると思いますが。便利さについては述べるまでもないですが寂しさについてちょっと述べますと....レコード一枚買うにもイロイロありましたよね。レコード屋さんでバイヤーさんのレビューを頼りに買ってみたり。ジャケ買いして失敗しまくったり。試聴させてもらいたいがために店員さんと仲良くなりたかったり。お店によって値段も違うから、3時間くらい宇田川町を練り歩いて50円安く手に入れたり。そんなことってもうないですよね。パソコンの前で、ランキング上位からチェクしてばかりだと、必然的に音楽との出会いはかなり狭まりますよね。ジャケ買いして、そのとき失敗したと思っても、1年後くらいにふと聴いた時に、急に良く感じたり。するとその曲は宝なんですよね。そんな出来事一つ一つが音楽に一曲ごとに思い入れを与えて行くと思うんです。便利がゆえ、音楽が「道具」になってくるカンジは少し寂しい気もします。
■世界のクラブミュージックについてどう感じていますか?特に音源の移り変わりなどはどうでしょう?
危惧されるのは、誰かの評価や薦めで、音が世の中に出て行かなくなる。ランキングという数字評価が絶対評価で。作り手も流行をいままで以上に意識するし、資本力がないと才能があっても知ってもらう機会すらない。衝撃的な楽曲や突出した才能の出現が起こりにくい環境かもしれないですね。ま、ダンスミュージックはテクノロジーの進歩と共にあると思っているので、その中に身を置いて、どうなっていくか冷静に見極めて行くことこそが大切だと思ってます。
■今回のアルバムリリース、もしくは制作にあたって何か面白いエピソードはありますか?あれば聞かせてください。
今回は、エレクトロの要素が多かったりで、総体的にはテックなカンジでまとめたのですが、“ワールド・ミュージックの香りがする”とか、“ディープ・ハウスのルーツを感じる”など、聴いた方によっていろんな感想があるみたいです。それらはまさに、これまでに自分が聴いてきた音楽が、自然と音に現れているのかと思うと、面白いですよね。もっと言うと人間そのものがバレてるのが嬉しくもあり、気恥ずかしくもあり(笑)
■購入特典としてDVDがつきますね。内容を拝見させて頂いたんですが、魅力的な内容でした。
パーティ映像と"Stroke"のPVが収録されています。DJ風景の構成編集はUrbanSoulRelaxさんに、PVはDENDRO☆VIEWさんに創って頂きました。お二人とも、かなり独創的で、お世辞抜きでセンスあるVJなのでチェックしてみてください。で、もしほんのちょっとでも、楽しそうだと思って頂けたら、パーティに遊びに来てください(笑)
■これからの具体的音楽活動を教えてください。
7月からWASABEATをはじめ色々なDLサイトで、今回のアルバム収録曲のクラブエディットとリエディットを毎週リリースしていきます。収録曲以外もリリースしていきます。あと2E2L Recordingsというレーベルをこっそり立ち上げました(笑)配信が中心になるとは思いますが、ガンガン出して行こうと思います。折角創った曲を「どう世の中に出していいのか判らない」ような人達と、積極的に一緒になってやっていきたいですね。ついこないだまで僕らもそんな状態でしたから。同様に7月以降、レーベル所属のアーティスト「SCP」「NightDrive」がデビューしていきます。
DJ予定は
6/07土曜 HAPPINESS DJLUU FIRST ALBUM PRE-RELEASE PARTY@渋谷ROCK WEST
6/08日曜 TOKYO TWILIGHT presents STRAWBERRY HOUSE@渋谷WOMB
6/15日曜 O-range vol.85 DJLUU FIRST ALBUM RELEASE PARTY@青山LOOP
6/20金曜 LIVEN DJLUU FIRST ALBUM RELEASE PARTY@渋谷MODULE
6/28土曜 IN THE MIX@青山LOOP
7/04金曜 中華節@渋谷ROCK WEST
7/06日曜 CSH4 DJLUU FIRST ALBUM RELEASE PARTY@渋谷WOMB
7/12土曜 Vibes@代官山STYLE'S
7/19土曜 TOKYO UNDERGROUND@盛岡PLAYERS CAFE
7/20日曜 O-range vol.86@青山LOOP
8/02土曜 Color your image@山梨JUJU
8/11月曜 BLACK FLAMINGO@代官山AIR
8/15金曜 LIVEN@渋谷MODULE
8/17日曜 O-range vol.87@青山LOOP
8/29金曜 SPiN@渋谷MODULE
8/30土曜タイトル未定@福井LITE
いまのとこはこんな予定ですのでよかったら遊びに来てください(笑)
■最後に、URAWASA読者にメッセージをお願いします。
長々としたインタビューですみません(笑)読んで頂いてありがとうございました~。
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▼DJ Luu - Electro Republic
発売日:2008年6月13日
品 番 :LOOP-009
仕 様 :CD (特別仕様くり抜きJK)
定 価 :\ 1995(税込)
ジャンル :ハウス・エレクトロ
http://www.clubberia.com/Release/Detail/?id=2227
http://www.csh4.jp/luusite/luusite_base.html
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01 Sign Out (Original Mix)
02 One Night of Sadness (Original Mix / Album Edit)
03 Crystal Desert (Original Mix / Album Edit)
04 Stroke (Original Mix / Album Edit)
05 Dark1 (Original Mix / Album Edit)
06 Construction (Original Mix / Album Edit)
07 No Rules (No Return Edit / Album Edit)
08 Scene Painter (Original Mix / Album Edit)
09 Air of The Year (Original Mix / Album Edit)
10 Contact (Original Mix / Album Edit)
▼ DJ Luu (2E2L Recordings/MOL/CSH4/O-range/LIVEN/ElecTek Phunk)
情熱的なプレイスタイルは感情豊かなストーリーを生み出し、オーディエンスと呼吸を合わせながら空間を作り上げる様子は、まさにドラマチック。唯一無二ともいえる卓越したエフェクト&イコライジングワークには業界関係者も舌を巻き、過去共演したDIMITRI、DOC MARTIN、ROMAIN、CRAIG RICHARDS、JOHN DAVIS、JON CUTLER、ADAM SCOTTなど大物各人からそのプレイを絶賛されている。01年、自身が創立した「O-range」は、当時一般的ではなかったサンデーアフタヌーンシーンの拡大に大きく貢献、06年スタートの「CSH4」も国内最大級のサンデーアフタヌーンパーティーに成長するなど、同文化のオリジネイターとして国内外の各媒体で大きな注目を浴びた。制作面ではMOL名義でリリースした「Drawings」がロンドン、シカゴなどでヒットを記録し、2008年盟友Y-parkと共に自身主宰の「2E2L Recordings」を設立。今年6月13日に全国にて CDリリース予定のソロアルバムは発売前から大きな話題を集ており、次世代を担う素材として内外の脚光を浴び、彼の動向にシーンの注目が集まっている。
http://www.djluu.com
http://www.2e2l.com
▼DJ Luu - Electro RepublicはWASABEATで配信中!!!
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